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2019.3.1
  春ですね!  

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アメリカの旅から、2月の半ばに戻りました。 初めてのSavannahでアメリカの大地のパワーを頂いたのち、 一週間のニューオリンズでは、新鮮な気持ちで音楽を感じてきました。
プリザベーションホールやナショナルパークで演奏されるジャズは優しく、美しい川のなかに浮かんでいるように、聴いている私たちを包んでくれる。微笑みながら音楽で交わしている会話が聞こえてくる。ああ、 ニューオリンズジャズは本当に素晴しい。

ニューオリンズの強烈なビートとカラフルなサウンドにびっくり!そのまま追いかけてきた30年ですが、通うごとに、豪快でありながら細部に宿る表現に惹きつけられてきました。人生の楽しさとともに、遭遇するさまざまな問題や心の痛み、そういうものを少しずつ溶かしながら、生き生きしたリズムと美しいメロディーと独特のユーモアに包み込んで、生きていることはこんなにもハッピーだ、と思わせてくれる音楽に変えてしまう不思議な力。これがニューオリンズの真骨頂だと思います。
今回も何度か彼らと一緒に演奏させてもらう機会を頂きました。私の生きるエネルギーが、確実にチャージされた実感!

こうしてオープンになった耳と心で見た映画や風景、いろいろなものが相まってまた世界の新しい魅力を発見できました。
それが自分の音楽にいつ、どうやって出てくるのか??(ホントに出るのか??)ドキドキしながら楽しみです。

旅先や、帰ってから、旅のことや私の感じたことを聞いてくださる方々がいらっしゃることも又とても幸せです。 つたない表現ですが、少しでもニューオリンズの優しさを感じていただいて、私がニューオリンズでしてもらったように、心を開放していただけたら本当に嬉しいです。

今年はちょっと遅めのマルディグラ、ZOROで一緒にお祝いしましょう。他にも豪華なスイングオーケストラでお届けするスイングイベント、SOUL FOOD CAFEのニューオリンズナイト@ワンダーウオールなど盛りだくさんな3月です。
春に向かう心躍る季節、どうぞ皆様とお会いできますように。

New OrleansではGregg Stafford(tp) Wendell Brunious(tp) Shannon Powell(ds) Topsy Chapman (vo) Germaine Bazzle(vo) Roland Guerin(b)Freddie Lonzo(tb) などの素晴らしい演奏に連日浸り、耳から脳から心まで、すかーんとトンネルが開通した感じです。特に Jazz National Parkで聞いたGregg Stafford(tp) のとっても静かなニューオリンズジャズが素晴らしかったなあ。
伝えようとする力はこれほど強いのか、と唯目をつぶって音を捉えていました。ここでステージに上げてもらったので、この音楽を楽しむ人たちの幸せな表情を見ることができたのも素晴らしい体験でした。やっぱりいい音楽なんだな、って。
Germaine Bazzle(vo) 御年87歳の、バンド全体をスイングさせる歌の力には毎度ながら驚愕、です。 飾りがない分、音楽の素の力を感じることができるのが、ここに来なければ、と思う理由。

帰りの飛行機に「12 years a slave」という映画が入っていて、意を決して見ました。北部の自由黒人が騙されて奴隷に売られた12年の体験記を基にした映画で、なかなか重く辛い映画ではありましたが、その中に何と、ニューオリンズで見たばかりのTopsy Chapman が出ていたのです!綿花を摘む作業の中で歌い、その中で倒れて死んでいった奴隷の弔いの場面でまた歌っていました。彼女にしか歌えないであろう、ワークソング、そして霊歌。ああ、彼女の歌の原点はここなのか、と思いました。人として扱われない中でも存在する、歌うことのもたらす光のようなものを彼女の歌は伝えてくれています。
ぜひ見てみてください。 元気のある時に。

もう一本、” McFarland, USA”という映画を見ました。これは素敵な映画でした。メキシコからの移民の住む、カリフォルニアの小さな街、McFarlandの少年たちがクロスカントリーのチームを作っていくストーリー。「12 years a slave」もそうですが、人間って、何?国民、って何?と考えさせられます。でもこちらはとても爽やかな映画でした。メキシコの少年達を演じる俳優さんがとにかく魅力的だった。生きる力がそのまま歩いてるみたいで。
他にWhitney Houstonの伝記映画、そして話題のボヘミアンラプソディーを見ました。ミュージシャンとしての幸せって...何だろう? ちょうど届いたJohnny Mercer の本を繰りながら、どんな歌を歌っていこうか思いを巡らす、 平和で穏やかな時間。
本当にありがたいと思います。